保険の見直しに大切な3つのポイント

生命保険の見直しの際に大切な3つのポイントをご紹介します。

ご自身で保険の見直しをしたい、または保険ショップや保険代理店などに相談に行く前に知識をつけておきたいという方のために、3のポイントを解説します。

目次

保険の見直し:生命保険の加入目的は?

ポイントその1-目的-

生命保険に加入する目的は何でしょうか?
保険でカバーできるものは限られています。目的として考えられるのは、大きく次の4つではないでしょうか?(*法人ではなく個人での契約の場合です)

  1. 急な死亡時の必要資金
    →収入減やまとまったお金を保険で用意する
  2. 病気・ケガ等で働けなくなった時の収入保障
    →収入に応じたお金を保険で補う
  3. 病気・ケガになった時の出費の補填
    →長期入院や手術などの出費を保険で賄う
  4. 貯蓄/運用など資産形成
    →お金を貯める・増やす

生命保険を選ぶ際には、この4つの目的に適した内容の商品を選ぶということになります。

保険の見直し:生命保険が必要な期間は?

ポイントその2-期間-

では、その目的はいつまでカバーすれば良いでしょう?
10年間?20年間?定年まで?

保険というのは期間によってコストが変わってきます。期間を決めるのはとても重要な事です。基本的には、保障期間を長くすれば保険料(掛け金)は高くなりますし、短くすれば安くなります。

期間には2つの意味があります。

保険料(掛け金)を払う期間」と「保障が必要な期間」です。これらを合わせる必要はありません。

例えば、65歳までの保障が必要だけど、保険料(掛け金)の支払いは60歳まで、と言うことも可能です。

上記の1や2といった収入保障目的であれば定年かそれに近い期間までで良いでしょうし、貯蓄・運用目的であれば、まとまった資産を必要とするのは何年後か?というのが期間設定です。

保険の見直し:生命保険の保険料(掛け金)は?

ポイントその3-保険料(掛け金)-

3つ目は保険料(掛け金)についてです。昔から「掛け金」という言い方をしますが、正確には「保険料」と言います。
多くのご家庭では、月払いの支払いにしていると思いますは、月々どのくらいの金額が妥当なのでしょうか?
「収入の何%くらいが良い」と書いている本もあるのですが、これはかなり乱暴な意見で、適正な金額がいくらかは「家庭ごとに大きく異なる」としか言えないんですよね。

上記目的の1~3のような「保障」を目的として加入するのであれば、1円でも安い方が良いと思います。ただし、保障内容が同じ商品でしたら、という条件付きです。

難しいのは、保険料(掛け金)が安いと、その分保障が薄くなる商品も多いので、保険料と保障内容のバランスをとらないといけないんです。
「保険料(掛け金)は安くなったが、保障がすごく薄くなった」のでは、本当にアクシデントが起きた際に役に立たない場合もありえるからです。

一番良いのは、一度ライフプランニングをしてみて、ご自身の家庭のキャッシュフローを作ってみることです。お金の流れがある程度わかりましたら、保険にどの程度のコストをかけて良いかの目安もできてくると思います。

これは貯蓄・運用目的の場合も同じで、どのくらい毎月積み立てできるか・投資に回せるかをキャッシュフローから判断することができます。

保険の見直し:ポイントのまとめ

生命保険の見直しは、おおよそ上記の3つのポイントに集約されると思います。

まずは、この3つを明確にしてから商品選びを行うと良いでしょう。

目的を明確にして、保障の期間と支払いの期間を決定。最後に保険料(掛け金)を決める。商品選びは最後です。

現在加入中の保険内容をチェックするのもこの3つのポイントを明確にした後に行います。

しかし、実際に商品を選ぶ際には、数多くある中から的確なものをチョイスするのは本当に難しいです。プロでも簡単ではないことです。

ですから、実際の商品選びは保険業界の方(生命保険会社・保険代理店など)にお願いする事をお勧めします。

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この記事を書いた人

場末のファイナンシャルプランナー。得意分野は、保険とローン・資産運用。自社では、食品卸・輸出・旅行手配も行ってます。猫と旅と音楽とガジェット類が好き。

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